昔からよく言われていることではありますが、「米」という字を分解すると「八」と「十」と「八」に分けることができます。
つまりは「八十八」。
このことからお米を作るには八十八もの手間がかかると言われてきました。
現在は、農耕機械や化学肥料の進歩などによって昔と比べると農家の負担は大きく減ったといえます。 しかしながらお米作りには、まだまだ大変な作業も多くいろいろな手間がかかるのです。
そこで以下に「魚沼産コシヒカリ」が出来るまでを簡単ではありますが、ご説明したいと思います。
魚沼産コシヒカリが出来るまでには、約半年もの手塩にかけた時間と手間が必要となります。
周りの山々に未だ雪が残る頃、冬の雪の重みで硬くなった田んぼをトラクターで耕し、約1ヶ月後の田植えに備えます。
籾(米の種のことです)を育苗箱に蒔き、発芽器に入れ発芽させます。
発芽後はハウス内に並べ、田植えが出来る大きさまで育てます。
上記のハウスで成長した苗を、田植機を使って田んぼに植えます。
白い稲の花が昼間、2〜3時間ほど咲きます。
稲の花の開花後、1ヶ月半前後程度で稲刈りが出来ます。
今年も収穫の秋、実りの秋がやってきました。
美味しいお米を期待しつつ、収穫の喜びを感じることが出来ます。
刈り取られたお米を、乾燥機で約1日程度乾燥させます。
※乾燥機でお米の水分を抜く事により品質を落とさずに長期保存ができます。
調製とは、乾燥したお米(もみ)の表皮をはぎ取り、玄米の状態にすることです。
この過程で、ゴミや未熟な物や小さいお米を除去します。